本はいい

バカの壁 (新潮新書)

バカの壁 (新潮新書)

いまさらだけどバカの壁。最近自分は思考停止しているとかよく考えていたのだけど、いまの俺は、中身から引用すれば、出力axの係数aが非常に小さい状態が続いているのだろう。オタクがゲームとかアニメとかそういうアレゲな方面にでかい出力を返すように学問に出力を返せない俺はこれからの研究生活を上手く過ごせるか不安になったけど、それこそやってみろ、って話になるから不安になるより先に今やるべきこと(研究生活に支障が出ないよう今期の単位を無事取得する)を優先しよう。非常に考えさせられた本だ。
  
超バカの壁 (新潮新書 (149))

超バカの壁 (新潮新書 (149))

そして超バカの壁バカの壁よりは脳の視点からの見方が減った気がするがやはり自分の見解を広げるのに一役買ってくれる本だ。時事的な問題からの問題提起が多いためかバカの壁より読みやすかった。

星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)

星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)

村山さんの新作。いつもよりずっと重めの話(不倫、戦争、暴力など)が書いてある作品だ。一応本線は次男と長女の話でいいのだろうか?登場人物それぞれの話が各章で展開されていたからか、話が断片的な気がした。あと普段直視しにくいテーマが多いからか、ちょっと不快な(頭に来たわけではない)のもあった。村山さんはおいしいコーヒーの入れ方ってイメージが強すぎるからギャップを感じたが、まあBADKIDSやらもあるんだから今後も重めのテーマの本が出てくるだろう。そして、早くおいコーの次作が出ることを期待するw